「Neutralizing antibody and its assay」の版間の差分

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==「抗体」という用語の使い方に注意==
 
==「抗体」という用語の使い方に注意==
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「抗体 antibody」という用語から下記の構造の分子を思い浮かべることでしょう.
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しかし厳密にはこの分子は「免疫グロブリン immunoglobulin」と呼ぶべきです.
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「抗体」とは,何らかの抗原 antigen(の表面の特定のエピトープ epitope)に結合する能力がある免疫グロブリンを指します.
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分子の呼称が「免疫グロブリン immunoglobulin」,その抗原(エピトープ)結合機能に目を向けた呼称が「抗体 antibody」と言えるでしょう.
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===分子としての免疫グロブリン immunoglobulin===
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免疫グロブリンは下記の構造をしています.
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===分子としての抗体===
 
 
====グロブリン globulin====
 
====グロブリン globulin====
 
====ガンマグロブリン,γグロブリン gamma globulin====
 
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2021年7月12日 (月) 18:05時点における版

「抗体」という用語の使い方に注意

「抗体 antibody」という用語から下記の構造の分子を思い浮かべることでしょう.


しかし厳密にはこの分子は「免疫グロブリン immunoglobulin」と呼ぶべきです.

「抗体」とは,何らかの抗原 antigen(の表面の特定のエピトープ epitope)に結合する能力がある免疫グロブリンを指します.

分子の呼称が「免疫グロブリン immunoglobulin」,その抗原(エピトープ)結合機能に目を向けた呼称が「抗体 antibody」と言えるでしょう.

分子としての免疫グロブリン immunoglobulin

免疫グロブリンは下記の構造をしています. Antibody basic unit.svg

グロブリン globulin

ガンマグロブリン,γグロブリン gamma globulin

免疫グロブリン immunoglobulin

臨床検査としての抗体

用語

  • 中和抗体 neutralizing antibody
  • 中和抗体価 neutralizing antibody titer
  • 中和反応 neutralization reaction
  • 中和試験 neutralization test
  • 中和アッセイ neutralization assay

中和抗体

中和抗体は単一の抗体か?複数種の抗体か?

ウイルスの定量:プラーク法

1プラークは1ウイルス粒子だけで成り立っているのか?

中和抗体の定量:中和試験

幾何平均抗体価 geometric mean titer (GMT)