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==このページの目的==
医師をはじめとする保健医療職にとって,厚生労働省が発出する各種の文書は難解かつ回りくどく,うんざりすることが多いでしょう.
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!'''政令'''
|◯◯法施行令||内閣<br>=内閣総理大臣+各大臣||*法律の細目のうち複数省庁に関係する内容を規定する
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!'''省令'''
|◯◯法施行規則||大臣||*法律の細目のうち所管省庁だけが担当する内容を規定する
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!'''告示'''
!'''通知'''
|◯◯について<br>※発簡番号<sup>‡</sup>あり||省庁内の各部署||
*省庁が指揮命令権限のない外部組織に,新たな法解釈や要請事項を伝達する散文省庁が指揮命令権限のない外部組織に,新たな法解釈や要請事項を伝達する
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!'''事務連絡'''
|◯◯について<br>※発出日付のみ<sup>‡</sup>||省庁内の各部署||
*省庁が指揮命令権限のない外部組織に,法解釈以外の細々とした整理事項や要請事項を伝達する散文省庁が指揮命令権限のない外部組織に,法解釈以外の細々とした整理事項や要請事項を伝達する
*「じむれん」と通称される
|}
===「政府」って何?===
報道等で「政府によると…」「政府は◯◯を決定しました」などの表現にしばしば出会います.あの「政府」とは何でしょう?
 
日本語の「政府」は現在大きく2つの意味で使い分けられています.
# 行政府(内閣+各省庁),立法府(国会),司法府(裁判所)の三者を総称する日本国の国家機能
# 行政府(内閣+各省庁)による行政機能
我々が中学高校で勉強した「政府」は1.の本来の意味でした.
 
しかし報道等で目にする「政府」は通常は2.の行政府,行政機能のみを指すことが多いです.より細かくは,内閣を指すのが通例です.
 
内閣は言うまでもなく,内閣総理大臣+各大臣(令和5年1月時点の法令では合計最大16人)で構成される行政機関の最上位組織です.内閣の決定が日本国行政の意思です.
 
報道等で「政府によると…」と表現する場合,実際には直接関係するのは1つだけの省庁=1人だけの大臣であることがしばしばです.しかし,直接関係するのが1省庁だけであっても,他省庁=他大臣にも関係・影響がある場合は,集合体としての内閣が意思決定したり内閣の責任下で発表したりします.すると「政府によると…」という表現になるのが通常です.具体的には,内閣官房長官が記者会見で発表したりしますね.
 
担当する省庁が明確で,他省庁にも関係や影響がない(乏しい)政策・案件等では,単独の省庁の責任下で意思決定・発表します.この場合「◯◯省によると…」と報道されるのが通例です.具体的には,担当大臣や下位の担当官僚が記者会見で発表したりしますね.
 
==厚生労働省ウェブサイトの使い方==
===厚生労働省ウェブサイトはなぜ閲覧しづらい?===
厚生労働省をはじめ,中央省庁のウェブサイトは閲覧しづらい・どこに何の情報があるか整理されていない,といった批判をしばしば耳にします.サイト管理者も大いに同意します.
 
ただ,サイト管理者は感染症やワクチンについて他国や国際機関のウェブサイトもしばしば閲覧しますが,どこのウェブサイトも同じぐらい閲覧しづらいです.どこに何の情報があるのか整理されていない印象を受けます.WHO,欧州ECDC,米国CDC,英国保健省,オーストラリア保健省,etc.....
 
そうした行政機関や国際機関はそもそもが極めて巨大な組織であり,非常に多くの政策を同時並行で行い,報告書等の成果物も膨大です.それらを1箇所のウェブサイトに集約し,誰がいつアクセスしても簡単に必要な情報に辿り着けるように構築するのは,どだい無理なのかもしれません.
 
だって,日本の一般的な病院のウェブサイトですら,目当ての情報(外来の週間担当医表,診療科紹介,お見舞い時の制限など)を見つけるまでにしばらく時間がかかりますよね?行政機関のウェブサイトは病院の数100倍か数1000倍の情報量ですので,閲覧しづらいのは仕方がないと思います.
 
===厚生労働省ウェブサイトの閲覧のコツ===
ではどうすればいいのか?
 
サイト管理者なりのベストな厚生労働省ウェブサイトの使い方は下記です.
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# 初めての情報を探すときにはGoogleで「キーワード site:mhlw.go.jp」<sup>¶</sup>と検索する
# 目当ての情報を見つけたら,そのページの上部のbreadcrumb(パンくず)から上位に遡り,その情報を含むポータルページ的なものを見つけ,ブラウザにブックマークする
# 次に関連情報・類似情報を探すときには,2.でブックマークしたポータルページ的な場所から下っていく
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:¶Google検索では「site:URL」を指定することで,そのURLの内部だけで検索してくれます.当該ウェブサイトに埋め込まれているサイト内検索(カスタム検索)を使っても原則として同じ検索結果が得られるはずですが,サイト管理者は習慣としてGoogleで直接検索しています.

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