「Lymphatic filariasis」の版間の差分

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ヒト体内でadultから生まれたmicrofilariaは吸血で蚊に移行し,蚊の体内で3回moltを繰り返してL3 larvaeに至る.
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*ヒト体内でadultから生まれたmicrofilariaは吸血で蚊に移行し,蚊の体内で3回moltを繰り返してL3 larvaeに至る.
  
L3は1.7mmまで体長を増し,吸血によって蚊の体外に放出され,蚊が生じた穿刺口等から皮内に侵入する
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*L3は1.7mmまで体長を増し,吸血によって蚊の体外に放出され,蚊が生じた穿刺口等から皮内に侵入する
 
:1.7mmもの体長のlarvaeがどうやって体長10mmに満たない蚊の体内で共存できるのか?
 
:1.7mmもの体長のlarvaeがどうやって体長10mmに満たない蚊の体内で共存できるのか?
  
Onchocerciasisのヒト体内の病態生理はmicrofilariaによるが,lymphatic filariasisはadultによる.
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*Onchocerciasisのヒト体内の病態生理はmicrofilariaによるが,lymphatic filariasisはadultによる.
  
Lymphatic filariasisでリンパ浮腫を生じている患者の下肢をエコーで観察すると,拡張したリンパ管内で蠢くadult filariaを観察できる.
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*Lymphatic filariasisでリンパ浮腫を生じている患者の下肢をエコーで観察すると,拡張したリンパ管内で蠢くadult filariaを観察できる.
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2021年4月27日 (火) 16:51時点における版

  • ヒト体内でadultから生まれたmicrofilariaは吸血で蚊に移行し,蚊の体内で3回moltを繰り返してL3 larvaeに至る.
  • L3は1.7mmまで体長を増し,吸血によって蚊の体外に放出され,蚊が生じた穿刺口等から皮内に侵入する
1.7mmもの体長のlarvaeがどうやって体長10mmに満たない蚊の体内で共存できるのか?
  • Onchocerciasisのヒト体内の病態生理はmicrofilariaによるが,lymphatic filariasisはadultによる.
  • Lymphatic filariasisでリンパ浮腫を生じている患者の下肢をエコーで観察すると,拡張したリンパ管内で蠢くadult filariaを観察できる.