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{{Contents}}==ワクチン==ワクチンについてはこちら→[[A型肝炎ワクチン]] ==病原体 Pathogen==
{{quote
|content=A型肝炎とは [Internet]. 感染症の話. 国立感染症研究所 感染症疫学センター; 2004 [cited 2019Dec22]. Available from: https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/320-hepatitis-a-intro.html
|動物=
}}
 
==潜伏期間,感染期間==
{{#drawio:course_hepatitis_A|type=png}}
==世界での疫学==
|}
==予防症状,所見==予防効果の高い[[A型肝炎ワクチン{|ワクチン]]が世界的に普及している.class="wikitable"!症状!所見|-|*高熱,倦怠感*食欲不振,嘔吐,腹痛*頭痛,筋肉痛|*逸脱肝酵素の高度上昇*肝腫大*黄疸,濃色尿,灰白色便|}
→[[A型肝炎ワクチン]]==診断==*血清IgM抗体の上昇**IgMは発症直後から上昇**発症1ヶ月でピーク,3-6ヶ月後に陰性化*RT-PCR法(血清,糞便)によるウイルスゲノム検出でも診断可**ゲノム検出は発症後2週間以内
==臨床,病態生理治療==糞口または経口感染後,2*特異的な治療法なし;支持療法のみ*症状寛解まで1-6週間の潜伏期を経て発症する.<br>2ヶ月高熱,倦怠感に加え,食欲不振,嘔吐,腹痛などの消化器症状,頭痛,筋肉痛などの肝外症状もしばしば伴う.<br>血清検査ではトランスアミナーゼ(AST, ALT)などの逸脱肝酵素が著明に上昇し,画像検査上は肝腫大が認められる.<br>肝障害の進行に伴い,黄疸,濃色尿,灰白色便なども伴うようになる.<br>特異的な治療法はなく,支持療法で自然治癒を待つが,快復までに1-2ヶ月を要する.また逸脱肝酵素の正常化には3*逸脱肝酵素等の正常化まで2-6ヶ月かかることもある.6ヶ月
慢性化はせず,快復後は終生免疫を得て,予後良好である.<br>==予後==ごく稀に劇症肝不全(劇症肝炎)に至り致命的となることがあるが,頻度は0{{Quote|content=Hepatitis A [Internet]. Hepatitis A – An evolving disease.1%未満とされる<ref>[cited 2019Dec25]. Available from: http://www.clevelandclinicmeded.com/medicalpubs/diseasemanagement/hepatology/hepatitis-a/ Adhami T, Hanouneh I. Hepatitis A [Internet]. Hepatitis A – An evolving disease. Cleveland Clinic, Center for Continuing Education; 2014 [cited 2018Feb1]</ref>}}
==診断==*慢性化はしない急性期に血清でIgM-MAV抗体の上昇を確認することで診断となる.<br>*劇症化はごく稀,0.1%未満IgM-MAV抗体は発症から1ヶ月でピークに達し,3-6ヶ月後に陰性化する.**劇症化した場合の致死率は50%超*快復後は終生免疫
発症後2週間以内の血液または糞便検体から,RT-PCR法でウイルスRNAを検出することでも診断は可能である.
 
==治療==
特異的な治療法はなく,支持療法が主体となる.
安静のために入院治療となることが一般的である.
==参考文献==<references />{{Contents}}

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